- 地元や旅行先のお店でビットコインが使えるのかな?
- ビットコインでの支払い方法や手順が知りたい。
- ビットコインで買い物をするときに気をつけることは?
ビットコインでの買い物がどんなお店で使えるのか詳しく知りたい、という方の悩みが解決する記事です。
この記事では、ビットコインが使えるお店の見つけ方やビットコイン決済の利用方法について、画像を使いながら解説しています。
ビットコイン決済についての知識を知らなければ、のちのち税金の計算や確定申告など面倒な手続きが増えてしまうため注意が必要です。
この記事を読むことでビットコイン決済についての理解を深めて、ビットコインでの買い物がお得になるタイミングを把握しましょう。
ビットコイン決済ができるお店の探し方
ビットコイン決済ができるお店は、以下の2サイトから見つけることができます。
- Bitcoin日本語サイト:日本国内でビットコイン決済が可能な店舗を、ジャンル別・地域別に一覧表示しているサイト
- coinmap:ビットコイン決済が可能な世界中の店舗を、現在地を元に地図上で見つけられるサイト
事前にビットコイン決済が利用できるお店を知っておきたい方は、下記画像のように「Bitcoin日本語サイト」で調べることができます。
一方、外出先や海外で急遽ビットコイン決済できる店が知りたいという方は「coinmap」を利用すると、マップからお店を探すことができます。
coinmapを利用する際の手順は、以下のとおりです。
①coimpapを開いて、中央にある「VIWE MAP」をクリックする | |
②右下にある虫めがねマークをクリックする | |
③右上に検索したい地域を英語で入力する |
ビットコイン決済のメリット2選
ビットコイン決済を利用するメリットを、以下に2つ紹介します。
- 支払いが簡単にできる
- 為替レートを気にせず世界中で支払いできる
ビットコイン決済を利用することで、買い物の際に生じるさまざまな面倒を省くことができます。
使い方は電子マネーと同じくQRコードを読み取るだけで決済できるので、普段から電子マネーを利用していればビットコイン決済も問題なくおこなえるでしょう。
それでは、以下で詳しく解説していきます。
支払いが簡単にできる
ビットコイン決済は電子マネー決済と同じように、スマホが1つあれば支払いが完了するので簡単です。
カバンから財布を出したり紙幣の交換をしたりという手間もかかりません。
ビットコイン決済を利用するためには、取引所のスマホアプリから操作が可能です。
- コインチェックのアプリをダウンロードする
- 支払先の送金アドレス(QRコード)を読み込む
- ビットコイン決済が完了する
ビットコイン決済は、スマホアプリから簡単におこなえるので手軽に利用できます。
為替レートを気にせず世界中で支払いできる
ビットコイン決済だと海外サイトでの購入や海外旅行での支払い時に、為替レートを気にすることなく支払いできます。
なぜなら、ビットコインの価値は全世界でほぼ統一されているからです。
たとえば100ドルの商品を購入する場合、為替レートにより以下のように金額が変わります。
- 1ドル=100円の場合:100ドル=10,000円
- 1ドル=150円の場合:100ドル=15,000円
為替レートが円安・ドル高のタイミングに日本円で購入すると、同じ商品でも5,000円多くかかります。
2023年9月11日現在は「1ドル=146円」と円安・ドル高のタイミングなので、海外旅行や海外サイトからの商品購入が負担という方もいるでしょう。
ビットコインの価格は全世界でほぼ統一されているので、円安・ドル高など為替レートによる変動の不利益を気にすることなく支払いできます。
ビットコイン決済のデメリット3選
ビットコイン決済によるデメリットを、以下で3つ紹介します。
- 税金の計算が面倒
- ビットコイン価格が変動している
- ビットコイン決済できる店舗が少ない
ビットコイン決済のデメリットを把握していないと、確定申告が必要なことを知らずに脱税していたということになりかねません。
電子マネーと同じ感覚で手軽に利用していると、のちのち税金計算で苦労する可能性もあります。
そうならないように、以下でビットコイン決済のデメリットや注意点について詳しく解説していきます。
税金の計算が面倒
ビットコイン決済のもっとも大きなデメリットは、税金の計算が面倒なことです。
なぜなら、決済時のビットコイン価格が購入時よりも値上がりしていた場合、値上がりの利益分に対して税金がかかるからです。
以下に、値上がりしたビットコインで決済した場合の例を紹介します。
- ビットコイン購入時:1BTC=300万円
- ビットコイン決済時:1BTC=400万円
1BTC=400万円のタイミングで40万円の商品をビットコイン決済すると、以下のとおりです。
400万円(決済時価格)−300万円(購入時価格)=100万円(利益分)
100万円の利益分から40万円が決済されるので、ビットコイン決済により40万円の利益が確定したことになります。
この40万円の利益に対して、確定申告をおこなって税金を納める必要があるのです。
上記のとおり決済ごとに利益計算をおこなう必要があるので、ビットコイン決済をすると税金の計算が面倒に感じるでしょう。
ビットコイン価格が変動している
ビットコイン決済のデメリットは、ビットコインの価格が常に変動していることです。
なぜなら仮想通貨の市場規模が不十分であり、以下のようなさまざまな要因により価格が上がったり下がったりするからです。
上がる | 大手メディアに紹介されて知名度が上がる 著名人による発言や投資行動 ビットコインETFが承認される |
下がる | 国や政府からの規制強化 取引所のハッキングで信用低下 |
ビットコインは国・政府からの規制やハッキングによる信用低下によって、容易に価格が下がる現状にあります。
世の中に仮想通貨が浸透するまでビットコイン価格は変動し続けるため、ビットコイン決済を利用しづらいと感じる方はまだまだ多いでしょう。
ビットコイン決済できる店舗が少ない
ビットコイン決済できるサイトや店舗が少ないことも、ビットコイン決済が利用しづらいデメリットになります。
2023年2月3日時点に日本国内でビットコイン決済に対応している店舗は、以下のとおりです。
- オンラインショップ:20件
- 実店舗:195件
引用:Bitcoin日本語情報サイトより
ビットコイン決済が可能な実店舗は東京・愛知・大阪などの都市部に集中しており、地方では対応している店舗がまだ少ないのが現状です。
ビットコイン決済の利用手順
ビットコイン決済の利用手順の例として、オンラインショップ「ビックカメラ.com」のビットコイン決済手順を以下に紹介します。
①注文内容確認画面で「決済方法」を選択する | |
②決済方法から「ビットコイン」を選択する | |
③「注文を確定」をクリックする | |
④bitFlyerのビットコイン支払画面に移るので、「了承する」ボタンをクリックする | |
⑤「bitFlyerにログインして支払う」をクリックして、購入手続きをおこなう | |
⑥支払い完了画面を確認して決済完了 |
ビットコイン決済の実用はまだ先!ベストなタイミングは?
ビットコイン決済が普段の買い物でも気軽に利用できるようになるのは、まだ先と考えます。
その一番の理由は、決済ごとに税金計算をすることが面倒だからです。
たとえば会社員の方がビットコイン決済で買い物をした際に、決済に使用したビットコインが購入時よりも値上がりしており20万円以上の利益を得た場合に確定申告をする必要があります。
ビットコイン決済のベストなタイミングは、法律が整備されてビットコイン決済に関する税金関連の手続きが簡単におこなえるようになってからでしょう。
円安・ドル高が今後もさらに進んでいくとしたら、海外旅行などでは「ビットコイン決済」の方が安く利用できる可能性が高いです。
まとめ
この記事では、ビットコインビットコインで決済できるお店の見つけ方や決済までの手順について、以下の内容で解説してきました。
- お店は「Bitcoin日本語情報サイト」か「bitmap」で見つけられる
- 海外旅行でビットコイン決済を利用するとお得に買い物できる場合がある
- 購入時より値上がりしたビットコインで決済すると、値上がり分に税金がかかる
2023年9月現在ではビットコインの価格が安定していなかったり、決済ごとに税金計算が必要だったりと面倒が多い状況です。
そのため2023年9月現在では、電子マネーのように手軽に普段使いすることはまだオススメできません。
ただし円安・ドル高のタイミングで海外旅行や海外サイトによるショッピングをする場合に限り、日本円で購入するよりもビットコインで購入したほうがお得なこともあります。
海外旅行を計画している方は今後さらなる円安・ドル高を見越して、ビットコインをいくらか持っておくと良いでしょう。
どの取引所でビットコインを購入すれば良いかわからない方は、取引所ごとの特徴を解説した記事があるのでチェックしてみて下さい。
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